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聞きたくはない「沖縄で良かった」=星野英一・琉球大教授

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 安倍内閣の閣僚・政務官の失言や謝罪などが続いているが、今村雅弘復興相の更迭・辞任を報じた4月26日の毎日新聞は朝刊・夕刊ともに印象に残った。どちらも1面で、今村氏の東日本大震災に絡んでの「東北だったから良かった」という失言と並んで、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設を巡る名護市辺野古の埋め立て作業を報じていたからだ。「国と地方のあり方」を考えさせられる紙面だった。

 移設問題について朝刊1面の解説は「国策の名の下に住民の声がないがしろにされ、特定の地域に過重な負担が押しつけられていく」と指摘した。社説でも「後戻りできない隘路(あいろ)に迷い込むことにならないか」と警鐘を鳴らした。「東北で良かった」発言も閣僚の失言ではなく政府の本音であるのならば、国民の意思は国会に還元できないと再確認すべきだ。

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