ピースあいち

オープン10年 平和の館、高まる存在感 若者意識した企画展、響く

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開館10周年記念誌を手にする野間美喜子館長(中央)と編集委員の赤沢ゆかりさん(右)、林和子さん
開館10周年記念誌を手にする野間美喜子館長(中央)と編集委員の赤沢ゆかりさん(右)、林和子さん

 市民の運営する「戦争と平和の資料館 ピースあいち」(名古屋市名東区)が5月で開館10年を迎えた。入館者数は低迷した時期もあったが、若者を意識した企画展を2012年以降毎年夏に開くなどすると増加に転じ、16年度末までに累計6万4000人を超えた。スタッフの高齢化や財源の不安など課題もあるが、野間美喜子館長(77)は戦争体験者が減り続ける中、「平和を問いかける役割はますます重要になる」と背筋を伸ばす。【長谷部光子】

 資料館は07年5月に開館。先立つ1993年、愛知県と名古屋市に資料館建設を求める市民運動があったが、財政難を理由に頓挫。結局、県内の女性(故人)から用地と建設費が寄付され、市民が開設した。主にアジア・太平洋戦争関連の遺品や資料の収集と展示、体験の語り手育成に取り組む。当初は常設展を補う形で年数回の企画展を開いた。初年度は1万1881人が訪れたが、以後は減り、11年度は4469人に。

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