英自爆テロ

英市民「結束」訴え 犠牲者を追悼

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「我々は一つだ」。市庁舎近くの広場で開いた追悼集会の後、人種や宗教を超えた結束を呼びかける人たち=英中部マンチェスターで2017年5月23日、三沢耕平撮影
「我々は一つだ」。市庁舎近くの広場で開いた追悼集会の後、人種や宗教を超えた結束を呼びかける人たち=英中部マンチェスターで2017年5月23日、三沢耕平撮影

 【マンチェスター(英中部)三沢耕平】米人気歌手のコンサート会場で22日に起きた自爆テロ事件で、22人が死亡した英中部マンチェスター。街には犠牲者を追悼する花束が至るところに手向けられ、悲しみに包まれている。一方、食料や宿泊を無償提供する動きも広がり、人種や宗教を超えた結束を訴える声も強まっている。

 「我々は一つだ。助けが必要ならいつでも我々の事務所に来てほしい」。マンチェスター在住のシーク教徒のコミュニティーで代表を務めるチャランジット・シングさん(40)はこう訴える。現地在住のシーク教徒は約5000人。シングさんは「宗教を超えて市民が一つであることを示したい」と、市内数カ所にある事務所を開放して食料などを無償提供しているという。

 今回のテロ事件では過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出したが、イスラム教徒のアキール・マシュタックさん(29)は「イスラム教は平和に基づく。ISはイスラム教ではない」と憤りを隠さない。「我々はいつも一つだ。私は今回のテロで犠牲になった人たちを本当のきょうだいだと感じている」と語気を強めた。

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