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鹿児島県霧島市で、農作物に被害を与えるイノシシなどを捕獲した際に支払われる「報償費」の虚偽申請が発覚し、実態を調べている市が近く調査結果を公表する。同様の不正は他の自治体でも報告されており、農林水産省も対策を検討する方針だ。【林壮一郎】
霧島市の許可を受けて鳥獣を駆除する「捕獲隊員」が、報償費を虚偽申請した疑いが発覚したのは昨年7月。関係者によると、同年4~6月の3カ月分の報償費として、数人の隊員が計約300万円超を申請したことを知った別の隊員が「あまりに請求が多いのではないか」と、市に調査を要求したのがきっかけだった。
霧島市の場合、報償費を申請する際に、捕獲した動物の写真のほか、両耳や尾を一緒に提出する必要がある。不正の手口は、同じ個体を角度を変えて撮影した写真を別の個体として申請したり、通常猟期(秋から翌年春)に捕れた個体の尾などを提出したりして実績をでっち上げていた。
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