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前川氏会見詳報(1) 「あったことをなかったことにはできない」

加計学園問題について、記者会見する文科省の前川喜平前事務次官=東京都千代田区の弁護士会館で2017年5月25日午後4時21分、手塚耕一郎撮影

 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が愛媛県今治市に獣医学部を新設する計画で、文部科学省が内閣府から「総理のご意向」と早期開学を促されていたとする文書を巡り、文科省の前川喜平前事務次官は25日、東京都内で記者会見を開いた。前川前事務次官の冒頭発言は以下の通り。

「まっとうな行政に戻すことができず、押し切られた」

 国家戦略特区における今治市の獣医学部の新設につきまして、私は文部科学省の側の事務方のトップとして関わってきました。その間における行政のあり方においては、私は当事者の立場の中で、疑問を感じながら仕事をしていたと申し上げざるをえない。今般、国会において、この間の経緯を示す文書が議論され、野党から問題について政府に対し問いただすということが行われ、それが本物であるか、存在するかどうかについて文部科学省の中で調査が行われたと聞いていますが、その結果、こちらの文書については確認できなかったという結論になったと聞いています。

 これについて私は、残念な思いを抱いたわけでありまして、これらの文書につきましては、私が実際に在籍中に共有していた文書でありますから、確実に存在をしていたわけでございます。このことについて、まず申し上げたい。もちろん、今回の文書を巡っては、私が発言をすることで、文部科学省の中にもいろいろと混乱が生じるであろうと思っております。文部科学省としては「調査はしたけれども確認はできなかった」としているわけですから、文部科学省としては非常に困った事態になるだろうと思っております。私の後輩たちや、お世話になった大臣、副大臣にこの件でご迷惑をおかけすることになる。その点では大変に申し訳ないと思うが、あったことをなかったことにすることはできないと思っているわけです。

 それから、もう一つ、私は今治市における国家戦略特区の獣医学部の新設の経緯につきまして、この当事者であったわけで、少なくとも昨年から辞職する今年1月までの期間は、当事者として業務に携わってきたわけですから、その間にまっとうな行政に戻すことができず、押し切られてしまったということにつきましては、私自身が負わなければならない責任は大きいと思っています。私が事務方のトップとして十分な仕事ができなかったわけですから、文部科学省に対してもおわびを申し上げなければと思う次第です。そういった思いから、この文書の信ぴょう性ということ、また国家戦略特区において今治市における提案が認められ獣医学部の新設が認められた経緯について、私が思うところを述べたいと思ったわけです。

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