特集

加計学園

学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡る問題をまとめました。

特集一覧

加計学園

前川氏会見詳報(2) “総理の意向”「対応に苦慮した」

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
加計学園問題について、新聞記事を横に置いて記者会見する文科省の前川喜平前事務次官(左)。右は三竿径彦弁護士=東京都千代田区の弁護士会館で2017年5月25日午後4時6分、手塚耕一郎撮影
加計学園問題について、新聞記事を横に置いて記者会見する文科省の前川喜平前事務次官(左)。右は三竿径彦弁護士=東京都千代田区の弁護士会館で2017年5月25日午後4時6分、手塚耕一郎撮影

 冒頭発言の後、前川喜平・前文部科学事務次官は、弁護士の進行に従って、文書の真実性などについて答えた。

 三竿(みさお)弁護士 次に今朝、週刊文春、朝日新聞などの記事で引用されている文書が、怪文書のようないいかげんなものなのか、それとも文科省で職務遂行のために作られたものなのか、本人から説明させてもらいたい。

 前川氏 国会において提示され、野党の要求に基づいて文科省で調査した対象となっている文書は8種類あったと承知している。この8種類の文書については、これは私が昨年の9~10月に、愛媛県今治市の国家戦略特区の関係の課題について、文科省の高等教育局専門教育課から、私が事務次官の立場で、事務次官室で報告・相談を受けた際、同課から受け取った文書に間違いありません。だから、これは真正なるもの。文科省で作成され…

この記事は有料記事です。

残り1305文字(全文1659文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集