石切り場遺構群

「嶺岡牧」で発見 日本酪農の発祥地、江戸幕府直轄牧場 経済の活発さ示す /千葉

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
嶺岡牧に残る石切り場跡を調査する日暮晃一さん(右)=鴨川市細野地区の嶺岡山系で
嶺岡牧に残る石切り場跡を調査する日暮晃一さん(右)=鴨川市細野地区の嶺岡山系で

 江戸時代の幕府直轄牧場の一つで、鴨川市と南房総市の山間部にあった「嶺岡牧」に、石切り場の遺構群が多数存在していることが、元東京大大学院教授(農学博士)、日暮(ひぐらし)晃一さん(62)の調査でわかった。石仏などの製造跡とみられ、日暮さんは「活発な経済活動があったことを示すもの。日本酪農発祥の地だったことと合わせると、日本を代表する価値ある遺跡」と話す。28日の日本考古学協会で発表する。【中島章隆】

 嶺岡牧は、戦国時代に安房国を支配した里見氏が軍馬育成のために開いた。江戸時代に幕府直轄牧となり、八代将軍徳川吉宗の指示で酪農が始まるなど日本酪農発祥の地とも言われる。1911年まで牛馬が放し飼いにされていた。

この記事は有料記事です。

残り570文字(全文876文字)

あわせて読みたい

注目の特集