イスラム国

リビアでの浸透浮き彫りに

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リビア
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 【カイロ篠田航一】英中部マンチェスターで起きた自爆テロ事件は、実行役のサルマン・アベディ容疑者(22)の弟が過激派組織「イスラム国」(IS)に加担していた容疑でリビアで逮捕されるなど、ISのリビアでの浸透ぶりが改めて浮き彫りになっている。

 リビアは2011年のカダフィ政権崩壊後、反カダフィ派の内紛から14年に政府が分裂。現在は西部の首都トリポリを拠点とするイスラム主義勢力と、東部トブルクを拠点とする世俗主義勢力が事実上の内戦状態にある。ISはこうした「権力の空白」に乗じ、イラク、シリアに続く第3の拠点としてリビアで勢力を拡大した。

 15年2月にはトリポリ近くの海岸で、リビアに出稼ぎに来ていたコプト教(キリスト教の一派)信徒のエジプト人21人を一斉に殺害し、その映像をインターネット上で流すなど、リビアでの勢力伸長を印象づけた。

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