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2017春/中 「韓国の原爆被害者を救援する市民の会」元広島支部長・豊永恵三郎さん(81)

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韓国人原爆犠牲者慰霊碑のそばに植わるムクゲに触れる豊永恵三郎さん=広島市中区で4月28日
韓国人原爆犠牲者慰霊碑のそばに植わるムクゲに触れる豊永恵三郎さん=広島市中区で4月28日

韓国在住者にも援護を

 在韓被爆者を支援して45年になる豊永恵三郎さん(81)は、透明の養生テープが巻かれたムクゲの木に、そっと手を置いて言った。「彼らの苦労を知っていれば、こんなことはできんよね」

 広島・平和記念公園にある韓国人原爆犠牲者慰霊碑そばに植わる3本のムクゲが、枝や幹を裂かれた無残な姿で見つかったのは4月5日。誰がやったのかは分からない。

 ムクゲは韓国の国花。2013年ごろ、駐広島韓国総領事だった辛亨根(シンヒョングン)さんが韓国から持ち帰り植樹した。亨根さんの父泳洙(ヨンス)さん(故人)は広島で被爆し、韓国原爆被害者協会の会長も務めた。豊永さんは「在韓被爆者救済の先頭に立った泳洙さんらの思いを踏みにじる行為」と胸を痛める。

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