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モスクに火炎瓶、脅迫…現地でヘイトクライム倍増

 【ロンドン矢野純一】英中部マンチェスターで起きた自爆テロ事件で、マンチェスター警察は26日、イスラム教徒を標的とした人種や宗教差別を巡る通報が事件前に比べ2倍に増えていることを明らかにした。事件直後にはモスクに火炎瓶が投げられ、建物の一部が焦げる事件も起きており、警察は厳しく対応する姿勢だ。

 警察によると、事件直前には人種や宗教を巡る嫌がらせなどの通報は1日平均28件だったが、事件後の24日だけで56件に倍増した。

 英紙ガーディアンによると、イスラム教徒の女性が路上で何者かにたたかれたり、「国から出て行け」などと暴言を浴びせられたりするなどの例もあるという。英BBCは、警察には人種差別を助長する落書きや、イスラム教徒が通う学校に対する脅迫など、嫌がらせに関する通報が数多く寄せられていると伝えている。

 マンチェスター・イスラミックセンターのハファール理事は24日、モスク前でイスラム教徒による自爆テロ事件を非難する一方、「一部メディアは、根拠もない話を報じている」と、メディアの報じ方にも懸念を表明した。

 マンチェスターのイスラム教徒の割合は15.8%(2011年国勢調査)とイングランド・ウェールズ地方の4.8%を大きく上回っている。

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