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5人に1人「便」経験 男性、20~30代やや多く

=iStock

 5人に1人が軽い「便失禁」を経験したことがあることが、日用品大手のユニ・チャームの調査でわかった。尿失禁は、40代女性の3人に1人が経験しているとされ、メーカー各社も対応商品の開発に力を入れている。しかし、骨盤底筋(括約筋)の緩みからおこる便失禁は経験者の「知られたくない」という気持ちが強いこともあり、社会の認識も低いのが現実だ。【江刺弘子】

 調査は今年2月、20~79歳の男女2万人を対象にインターネットを通じて行った。「最近6カ月以内に便もれを経験したか」との問いに、全体の約2割となる3920人が「ある」と回答。成人の5人に1人が、便もれの経験ありとの結果になった。

 便もれ経験者を性別でみると、男性22.7%、女性16.5%となり、男性は4人に1人に。また年代別では、20~30代が21.3%、40~50代19.3%、60~70代18.4%で、大きな差はないものの、若い年代でやや多い傾向がみられた。

 さらに「便もれ」の頻度を尋ねたところ、「週に1回未満」が79.3%で最多に。「週に1回以上」も20.7%あった。

 便もれの対処については、「特に何も使っていない」と回答した人が一番多く、52.6%だった。一方で47.4%が何らかの方法で対処しており、中でも一番利用されていたのが、ティッシュ(18.6%)で、介護用紙おむつ(1.8%)や尿失禁ショーツ(0.9%)との回答もあった。

 ユニ・チャームによると、便失禁は、内肛門括約筋が緩いため知らないうちにもれてしまう「漏出性便失禁」▽外肛門括約筋が緩く我慢できずにもれてしまう「切迫性便失禁」▽重い物やせき・くしゃみをした時におこる「腹圧性便失禁」--と大きく3種類に分けられる。いずれの原因でも、下着に少量つく程度のもれであることがほとんどだ。

 また、同社が便失禁のきっかけについて調べたところ、「急な便意で間に合わなかった」「おならをした時」が半数を占めていた。日常生活の中で、ふとしたきっかけで起こることも多く、一度便失禁を経験すると、「いつ、どこで、もれるかわからない」と常に不安な状態になっている人もいるのでないかとしている。

軽い便もれ用のパッド

日本初、軽い便失禁用の専用パッド=ユニ・チャーム提供

 こうした調査結果もふまえてユニ・チャームは、軽い便失禁に対処する専用パッドを開発し、通販限定で発売する。便失禁用の商品は日本で初めてで、同社のほか、ドラッグストア系やアマゾンなどの通販サイトで順次販売していく。

 新製品の「ライフリー さわやか軽い便モレパッド」は、高い消臭機能を備えつつ、直径13センチ、厚さ3ミリのコンパクトなサイズで、付けた時の違和感を感じにくいという。先行モニターからは「外出先で気にせず楽しめるようになった」などに加え、「ランニング中にトイレが見つからない時のために使用している」といった声もあったという。

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