東京五輪

食品ロス「もったいない」 組織委が対策提言へ

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食品ロス削減の取り組みイメージ
食品ロス削減の取り組みイメージ

 国際的な課題である食品ロスの削減に向け、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が本格的な議論を始めた。大会期間中は約1500万食の食事を提供する五輪ではこれまで大量の食品廃棄物が生じてきた。効果的な対策を打ち出すことができれば、五輪史上初の試みとなる。ノーベル平和賞受賞者で、ケニアのワンガリ・マータイさん(故人)が提唱して世界共通語となった「MOTTAINAI(もったいない)」精神を世界に示すことができるか。

 組織委内の資源管理ワーキンググループ(WG)が具体策の検討を求めることを盛り込んだ提言を近くまとめる。30日の飲食戦略検討会議で報告される。WGの座長で、NPO法人、持続可能な社会をつくる元気ネットの崎田裕子理事長は「(過去に開催した)ロンドンやリオデジャネイロも成果が上がらなかった。東京が挑戦すれば大きなレガシー(遺産)になる」と話す。

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