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トイレ行列、短くなる? 五輪会場で街で、オアシス拡大中

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東京都の吉祥寺駅ビル「キラリナ京王吉祥寺」の女子トイレ。手前は鳥かごをイメージした身だしなみスペース、奥に配置された個室は並んでいても空き状況が分かる=設計事務所ゴンドラ提供
東京都の吉祥寺駅ビル「キラリナ京王吉祥寺」の女子トイレ。手前は鳥かごをイメージした身だしなみスペース、奥に配置された個室は並んでいても空き状況が分かる=設計事務所ゴンドラ提供

 2020年東京五輪・パラリンピックに向けたインフラ整備に合わせ「トイレ改革」が進んでいる。「日本のトイレはきれいで世界一」と誇る声がある一方、順番を待つ長い行列はストレスのもと。究極のプライベート空間は、どれだけ快適になるのか。【鈴木梢】

 横浜スタジアムで14日にあった横浜DeNAベイスターズ対阪神タイガース戦。観客2万8852人は、2対2が続く緊迫した試合を固唾(かたず)をのんで見守っていた。白熱するほど喉が渇き、生ビールが2杯、3杯と進む。同点のまま八回裏が終了すると、観客は動いた。

 イニングが変わる間は3~5分。その度に近くの男子トイレの入り口を観察すると、この日最長となる50人以上の行列が。九回表が始まっても行列は解消しない。と、その瞬間。順番待ちの観客は最大の悲劇に見舞われる。勝敗を決する阪神の勝ち越し打が飛び出し、試合は最高潮。スタンドのどよめきをよそに、列に並んだ阪神ファンは廊下の試合モニターを見上げ、拍手するだけだった。

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