遠いアイルランドでのお話。
モーリス・マケイブさんという、地方の巡査部長がいて、警察内で繰り返されていた不正に声を上げた。
すると、追加調査の妨害を受けたうえ、少女に性的暴行をふるったとのニセ情報をまき散らされる。
性的暴行の話は後に、警察首脳が記者に報道させたことが発覚。警察は「事務処理上のミス」と謝罪したけれど、8年も苦しめられたマケイブ一家は「私たちの人格を打ち壊そうとするしつこい工作活動だった」(夫妻の声明)と憤りでいっぱいだ。
マケイブさんのような内部告発者を英語でホイッスルブロワー=警告の笛を吹く人、と言う。アメリカにある「ホイッスルブロワー・サポート・ファンド」は、そんな彼らの立場を守ろうと作られた組織だ。
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