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アンコール

小澤征爾指揮 アルゲリッチ&水戸室内管弦楽団 至福の経験=評・梅津時比古

 演奏者、演奏の内容、演奏される会場のすべての条件が理想的にそろうことは滅多(めった)に無い。水戸室内管弦楽団の第99回定期演奏会で至福の経験をした(12日、水戸芸術館)。指揮は小澤征爾、共演にピアノのアルゲリッチ。メイン・プログラムはベートーベンのピアノ協奏曲第1番。この二人の共演とあれば、聴衆が殺到することは目に見えており、都内なら大会場が選ばれるだろう。しかし水戸芸術館のコンサートホールは六百余席の小ぶりのスペース。音の響きにクセがなく、分離が良く、かつまとまりも良い相反する要素を兼ね備え、室内楽に適している。まさにベートーベン初期のこのピアノ協奏曲を聴くには最高の条件がそろい、事実、この日の演奏は何ものもそがれずに聴き手に伝わってきた。

 オーケストラによる開始で小澤は真摯(しんし)な内面性と切り込むような前進性を一体化させ、その中で画…

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