メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

テルアビブ事件45年:岡本公三「最後のインタビュー」で語った亡命生活と望郷の念

イスラエル・テルアビブの空港襲撃事件を起こし1972年6月27日に、イスラエル国防軍の軍事法廷に呼び出された岡本公三容疑者=UPI

テルアビブ事件45年

岡本公三「最後のインタビュー」で語った亡命生活と望郷の念

 21世紀は「テロの世紀」と言われる。2001年の9.11米同時多発テロ以降、欧米や中東を中心にイスラム武装勢力のテロが世界各地で頻発し、日本人も巻き込まれてきた。だが、かつて日本人が国内外でテロ活動(武装闘争)を繰り広げた時代もあった。日本赤軍の活動家3人が1972年、イスラエル・テルアビブのロッド国際空港(現在のベングリオン国際空港)を襲撃した事件では、無差別銃撃で市民ら約100人が殺傷された。実行犯の一人、岡本公三(69)はレバノンで亡命生活を送る。事件から45年のいま、どんな生活を送り、何を思うのか。直接取材した。(敬称略)【岸達也/統合デジタル取材センター】

 岡本らによる空港襲撃は「テルアビブ空港乱射事件」もしくは単に「テルアビブ事件」と呼ばれている。

 1973年の「警察白書」(警察庁)はこう記す。「昭和47(1972)年5月30日午後10時30分頃(現地時間)、パリ発ローマ経由のエール・フランス機がイスラエルのテルアビブにあるロッド国際空港に到着した際、同機から降りてきた日本人3人が、空港ロビーで自動小銃3丁を乱射するとともに手りゅう弾数発を投てきし、一瞬にして付近に居合わせた一般人24人を死亡させ、76人に重軽傷を負わせた」

この記事は有料記事です。

残り6814文字(全文7341文字)