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知的障害者も自立生活を 東京で支援イベント

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「知的障害者の自立生活 なぜ必要? どう実現する?」イベントチラシ=知的障害者自立生活声明文プロジェクト提供 拡大
「知的障害者の自立生活 なぜ必要? どう実現する?」イベントチラシ=知的障害者自立生活声明文プロジェクト提供

 知的障害者の1人暮らしなどについて考えるイベント「知的障害者の自立生活 なぜ必要? どう実現する?」が6月3日午後6時、東京都大田区の区消費者生活センターで開かれる。

 国連障害者権利条約は、居住地や誰と生活するか、障害者が選択できる重要性をうたっている。しかし、国内では軽度の知的障害者なら1人暮らしをしている人はある程度いるが、重度の人たちは本人が望まなくても施設やグループホーム、家庭で生活していることがほとんど。

 2014年から知的障害者も長時間の見守りができる重度訪問介護を利用できるようになったことから、制度上は自立生活がしやすくなった。しかし、知的障害者の支援者の間からも、1人暮らしへの不安や、サポートする人材の不足を懸念する声が出ている。その結果、自立への提案をしなかったり、できなかったりするのが現状だという。

 こうした支援者の自立生活への意識を変えてもらおうと、サービス事業者、当事者家族、研究者ら6人が知的障害者自立生活声明文Project(プロジェクト)を結成し、今年2月に「声明文」をインターネットで公開した。「知的障害のある人たちが公的介護を利用し、住み慣れた地域で自立した生活を継続していくための提案を、支援者がしていこう」と訴えている。

 3日のイベントもプロジェクトが主催。NPO法人グッドライフの末永弘さん、NPO法人はちくりうすの桜原雅人さんが知的障害者が自立している実践例を紹介。参加者も交えたグループワークをする。プロジェクトのメンバーでNPO法人風雷社中理事長の中村和利さんは「1人暮らしのメリットはたくさんある。障害のある人も自立生活が最初の選択肢になるよう、一緒に考えてほしい」と話している。

 参加費500円。定員100人。申し込み不要。問い合わせは中村さん070・5572・7004、メール jirituseimei@gmail.com。【上東麻子】

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