ミュージカル

「パレード」 現代でも起こりうる悲劇=評・小玉祥子

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 南北戦争から約半世紀後の米国南部での冤罪(えんざい)事件が題材。アルフレッド・ウーリー脚本、ジェイソン・ロバート・ブラウン作詞・作曲、ハロルド・プリンス共同構想およびブロードウェー版演出、森新太郎演出。

 アトランタの工場で白人少女の死体が見つかり、工場長レオ(石丸幹二)が逮捕される。北部出身でユダヤ人のレオは、民衆の怒りを鎮めるため、州検事ドーシー(石川禅)らにより、犯人に仕立て上げられる。

 いまだに南軍旗が翻るような風土に溶け込めないレオ。冒頭で石丸は、おどおどとした動きや妻ルシール(堀内敬子)へのよそよそしさで土地の人々に受け入れられ難い人物像を表現した。

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