メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

人・かお・トーク

花岡産業社長 花岡直児さん /山梨

花岡直児さん

「日本のへそ」発展に期待 花岡直児さん(55)

 --花岡産業の沿革は。

     ◆1962年にブリヂストンの東日本地域の総代理店としてスタートしました。静岡・沼津から青森までをカバーし、農業・産業・建設機械のタイヤを主に扱っています。本社は東京ですが、84年には韮崎市上ノ山に工場を構え、タイヤの組み立てなどの作業を行っています。総従業員51人のうち35人が働いている韮崎工場は、工場長を除いて全員山梨の人間です。

     --山梨に工場を設けた経緯は。

     ◆父・勇が社長を務めていた時代の話ですが、一つは東日本の総代理店として活動していたからです。静岡、新潟に近く、当時、取引の80%を占めていた長野・松本までは1時間です。それで「日本のへそ」と言われていた山梨を選びました。また、母が「双葉」という名前で、現在の甲斐市に当たる双葉町の近くに設けたかったのも理由です。

     その頃は、この辺りは畑ばかりで別の工業地帯を勧められたのですが、父はどうしてもこの場所がいいとこだわり、着工が1年延びたそうです。中央自動車道・韮崎インターチェンジの真横の高台に立地し、背後に八ケ岳がそびえるロケーションは、父の努力のかいがあったなあと思っています。

     --現在の業務は。

     ◆代理店業務のほかに、ミニショベルカーなどミニ建機の屋根の部分に当たる「キャノピー」の製造も行っています。工程の98%は最新鋭のロボットを使い、品質管理に努めています。今月には1億円以上かけて新しい塗装設備も導入しました。最大2立方メートルのものなら塗装できる大型設備で、県内ならほとんどの需要に耐えられると思っています。

     --物流に関する商品も製作しているそうですが、どのようなものですか。

     ◆創業当時からパレットと呼ばれる物流容器をオリジナル商品として手掛けています。「何をどれくらいどこまで運びたい」という要望があれば輸送方法を提案し、それに合わせて作製することも可能です。メリットは「省コスト省エネ」。トラックに商品をただ詰め込んで運ぶと、より多くの商品を運べますが、載せたり降ろしたりする効率がうんと下がります。パレットを使うことで、荷降ろしの手間が減り、運送業者の人材不足問題も解消できる可能性があります。

     --今後の方針は。

     ◆山梨に工場がありながら県内での取引はまったくありませんでした。しかし、中部横断自動車道の開通やリニア中央新幹線駅の新設など、さらにアクセスが良くなり、物流の拠点となる可能性を秘めている。そういった時に私たちが山梨に貢献できると思うので、今後は県内でも活動を活発にしていきたいと思っています。また、山梨は金属加工でも有名です。加工後に必要となる塗装でも、私たちの設備を利用していただけるのではないかと思います。

     そもそも山梨には豊かな自然や景観があり、もっと人が集まる要素を持っている地域です。日本のへそとしてさらに発展していくことを期待しています。【聞き手・松本光樹】


     ■人物略歴

    はなおか・なおじ

     1961年9月、東京都世田谷区生まれ。成城大経済学部卒業後、ブリヂストンフローテック入社。2001年から、韮崎市上ノ山に工場を持つ花岡産業(東京都千代田区)社長。

    おすすめ記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 札幌ドーム、収益どうなる 日ハム移転後は年3億円の赤字か
    2. ウソだった…宮迫博之ら11人を謹慎処分「2万〜3万円のギャラの芸人も 最初から全てを話すべきだった」(スポニチ)
    3. わいせつ動画投稿疑い 長崎県職員の22歳女を逮捕 京都府警
    4. 松本人志、闇営業の実態解明は“吉本に任せる”(スポニチ)
    5. 新天地へ・日ハム本拠地移転 /上 札幌ドームに強い不満 自由な経営選択 /北海道

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです