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記者の目

「こども保険」に賛同する=吉田啓志(政治部)

 小泉進次郎氏ら自民党の若手議員が提案した「こども保険」は、党内外の注目を集める一方で、反対論も噴出している。私は「子どもが必要な保育・教育を受けられないリスクを社会全体で支える」というこども保険の理念に強く賛同する。この案を一歩進め、こども保険を介護保険と一体化する「かぞく(家族)保険」創設を提言したい。

 こども保険は、給料の約18%(労使折半)の厚生年金保険料率に労使が0・1%ずつ上乗せするなどして年間約3400億円を確保し、小学校入学前の全乳幼児約600万人に月5000円を配る案だ。年収400万円の世帯なら、月240円の負担増。労使の上乗せ負担を0・5%ずつに増やせば財源は約1・7兆円で月約2万5000円支給できるようになる。保育所や幼稚園の平均的な利用料に近く、事実上の幼児教育・保育無償化につながるという。

 しかし、この構想には自民党内からも「子どものいない人、子育てを終えた人には保険料負担への見返りがなく、保険と呼べない」「子育てはリスクではなく、リスクに備える社会保険の理念にそぐわない」との批判が出ている。事業主負担が膨らむのを嫌う経済界からも、警戒する声が上がっている。

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