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2020年東京五輪・パラリンピック開催に向けて、車いすを使用する障害者らが新幹線のバリアフリー対応の改善を求めている。車いす用の座席やスペースが少なく、同じ障害を持つ仲間たちと一緒に乗れないためだ。障害者団体は「障害の有無に関係なく気軽に利用できる体制を整えてほしい」と訴えている。【蒔田備憲】
新幹線車両はバリアフリー法に基づき、車いすスペースを1編成に1カ所以上確保するよう義務づけられている。JR各社によると、新幹線の全車両で基準は満たしている。一部は異なるものの、多くは「車いす対応座席」と「多目的室」の2種類を備え、1編成で車いすの乗客2人までの利用を想定していることが多い。
事故で下半身が不自由になり、電動車いすを利用する障害者支援団体代表、今村登さん(52)=東京都在住=は月1回の頻度で、仕事の出張などで新幹線を利用する。2月下旬のある日、新幹線を利用。指定席車両に設置された車いす対応座席を事前に予約した。
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