シニア映画歓

豪華歴史劇「花戦さ」=野島孝一

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

 <いけばな>にも茶道にも、とんと関心がないがさつ者の私だが、「花戦さ」(3日公開)の豪華さには驚いた。華道、茶道、書、絵画など日本の伝統文化美が詰まっている。傍若無人な秀吉に対して、刀ではなく花で立ち向かったという池坊専好の言い伝えを基にした篠原哲雄監督の作品。<いけばな>を中心にした歴史映画は、初めてだという。

 秀吉と千利休が登場する映画といえば、「利休」(勅使河原宏監督)と「千利休 本覚坊遺文」(熊井啓監督)の1989年対決が有名。その後、「利休にたずねよ」(田中光敏監督)も2013年に作られたが、「花戦さ」は秀吉と利休の確執を中心に描いた作品ではない。実在した京都・頂法寺六角堂の花僧、池坊専好の生き方を描いている。

この記事は有料記事です。

残り299文字(全文614文字)

あわせて読みたい

注目の特集