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就職「年齢差別」過去の話? 求人に記載NG でも「門前払い」の声消えず

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イラスト・深澤かんな
イラスト・深澤かんな

 年齢を言った途端、相手の態度がガラッと変わる。色恋ではない。就職の話だ。海外から戻った50代の女性が企業に求職の電話を入れた時の「門前払い」ぶりが、本紙「女の気持ち」に載っていた。生年月日を聞かれることが当たり前の日本は殊の外、年を気にしがち。中高年の就職は年齢で差別されているのか。【藤原章生】

 「20年前、10年前と比べ、年を気にする企業は減りました」。人材紹介を専門に27年間にわたって求人情報を見てきたゼネラルパートナーズ社の副社長、岡井敏さんは実感を込め、こう語る。「特に派遣社員の場合、20年前、募集するのは30代前半まででしたが、今は40代、50代が普通にいます。若さより即戦力を求める企業が増え、転職の限界年齢と言われた35歳の壁はかなり崩れた感じがします」

 そう言われても、すとんと納得できない。「いくらエントリーシートを送っても不採用のメールしか来ない。絶対に年のせい」という声を一般事務や秘書職を求める40代や50代からよく聞くからだ。その話をすると、岡井さんはこう応じた。「年齢で差別されたというのは実は思い込みで、職歴のブランクなど他の要因の可能性もあります。また、海外から戻った人は何かと自己主張が強いという企業側の偏見もあるかもしれません」

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