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就活

1日解禁 売り手市場だが「狭き門」変わりなし

合同企業説明会で、各ブースに向かう大学生たち=東京都江東区の東京ビッグサイトで2017年3月11日、宮間俊樹撮影

 経団連に加盟する企業の採用選考が1日に解禁され、来春卒の大学生の就職活動が大詰めを迎える。今年は人手不足を背景に企業の採用意欲が高く、学生が優位の売り手市場になるとみられている。しかし、これから採用選考を本格化させる大企業は大学生の人気が高く、志望者数が求人数を大幅に上回る。例年どおりの「狭き門」になりそうだ。

     横浜市立大4年の女子学生(22)は4月、経団連に加盟していないIT企業の内々定を二つ得たが、通信、金融、メディアの30社にもエントリーしている。大学のキャリアセンターは「昨年を超える売り手市場」と強調しており、「本命」の大企業が採用選考を解禁する1日を前に内々定を得られたことに、「周りに後れをとらず、ホッとした」と明かす。

     広告大手電通の新入社員が過労で自殺した問題で働き方への関心も高まっている。「仕事とプライベートを両立させたい。とはいえ、多少残業があっても納得できる企業に入りたい」という。今後、地元の銀行や放送局などの面接が相次ぐ。「家族に『名前の分かる企業で働いて』と言われた。これからが本番」と意気込んだ。

     就職情報大手のリクルートキャリアによると、来春卒の大学生の就職内々定率(5月1日時点)は35.1%(前年同期比10.1ポイント増)。企業が早期に人材を確保しようと、採用選考を前倒しする傾向がみられる。内々定者辞退対策として社員との飲み会を企画する企業もある。先の女子学生は入社誓約書の提出を求められたという。

     一方、今年の就活を巡り、1人の大学生に対する企業の求人の状況を示す求人倍率を従業員数別でみると、300人未満が6.45倍なのに対して、5000人以上が0.39倍と大きな差がある。大学生の大企業志向は強いが、大企業の求人数は伸びていない。売り手市場といえども、大企業の採用選考の基準は下がっていないという。

     就職情報大手マイナビの吉本隆男編集長は「能力、性格に応じた企業を選んでほしい。スピード感のある就活に適応できなくても、企業の採用意欲は旺盛。夏、秋採用と門戸は開かれている」とアドバイスした。【水戸健一】

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