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日本の家庭で飼育されている猫は約985万匹(ペットフード協会調べ)もいるが、飼い主のいない地域猫、いわゆる野良猫に目配りし、ボランティアで世話をする人たちがいる。その上で欠かせないのが、TNR(Trap=捕まえる▽Neuter=避妊去勢手術▽Return=元にいた場所に戻す)と呼ばれる活動だ。
「大阪ねこの会」は猫の殺処分ゼロを目指し、2016年度から公益財団法人「どうぶつ基金」(兵庫県芦屋市)と協働で「やるで! 大阪さくらねこTNRプロジェクト」を行っている。手術費用やワクチン代などは基金でまかなうため、地域猫を見守るボランティアらの金銭的負担は軽減される。
手術済みの印としてカットされた耳先が桜の花びらのように見えることから、TNRされた地域猫は「さくらねこ」と呼ばれる。プロジェクトによって16年度は1891匹のさくらねこが誕生。今年度は2000匹を目標に掲げる。
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