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橋爪大三郎・評 『勉強の哲学 来たるべきバカのために』=千葉雅也・著

 (文藝春秋・1512円)

 勉強のやり方・ハウツー本の体裁をとった、哲学書。とにかく文章がわかりやすい。《勉強とは、わざと「ノリが悪い」人になることである》(二〇頁(ページ))なんて書いてあるので、その先が読みたくなる。高校生なら十分読みこなせるだろう。

 とは言え、議論のなかみは本格的だ。著者は、フランス現代哲学が専門。ドゥルーズ&ガタリやラカンにこう書いてあります、ではなくて、それをフーコーや分析哲学にも絡めつつ、独創的な議論を展開する。その舞台が、「勉強」である。

 勉強とはなにか。教室で一斉に同じことを習い、試験があるのは、勉強ではない。自分の興味で本を読んだり調べたり、勝手にあれこれ考えたりしていくのが、著者のいう勉強である。

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