ミュージカル

「I love a PIANO」 6人の調和絶妙=評・濱田元子

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 「ホワイト・クリスマス」などで知られる米の作詞・作曲家アーヴィング・バーリンの楽曲でつづるミュージカル。1台のピアノが見つめる人生の哀歓を、米国史に重ねて描く。屋良朝幸はじめ力ある6人のキャストの歌と踊りのアンサンブルが楽曲の魅力を存分に引き出し、心揺さぶる。小林香上演台本・訳詞・演出、大貫祐一郎音楽監督。

 始まりはアレックス楽器店。譜面の実演販売のため店主(鈴木壮麻)に雇われたレオン(屋良)はそこで出会ったサディ(小此木まり)と恋に落ちるが……。禁酒法時代や世界大恐慌、第二次大戦と、激動の時代を名曲の数々がドラマチックに彩る。演奏も1台のピアノのみで、6人がさまざまな役を演じながらテンポよく見せる構成が巧み。

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