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人工ボディー

心と体のケアで離脱支援、元暴力団員らに 大阪・北区の工房アルテを知事表彰 /大阪

顧客それぞれに合わせて、リアルに再現されたシリコーン製の指や手を持つ福島さん=大阪市北区の工房アルテで、亀田早苗撮影

 体の一部を復元するシリコーン製の「人工ボディー」で、暴力団の離脱支援をしてきた川村義肢の工房アルテ(大阪市北区天神橋1)が、知事表彰を受けた。元暴力団員らにつくった義指は330本を超える。人工ボディーを独自に開発したのが主任技師の福島有佳子さん(45)だ。【亀田早苗】

 福島さんは「初めは、離脱支援なんて考えていなかった」と振り返る。人工ボディーを作り始めたのは、前の職場で耳を失った人に代わりになるものを作り、喜んでもらったのがきっかけ。絵や彫刻の心得に加え、特殊メークを学ぶなど、持ち前の職人気質で完成度を高めた。全身やけどの人が来るなど口コミで広がり、元暴力団員らが義指を求めて来るようになった。

 「すぐにいるんや、先にやれ。金は倍払う」とすごまれても「順番は守って」と応酬した。義指の製作後、支払いが滞ることも多かった。話を聴き、暴力団が外から見るほど羽振りはよくないことや、やめても仕事やお金に困って犯罪に走ることが少なくないことを知った。「暴力団にまた戻るのは、切ない。困っている人に何かできないか」と府警本部にいきなり相談に行ったのが、現在の活動につながった。

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