中東

イラン包囲網亀裂 カタールと断交、対テロ影響も

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 【カイロ篠田航一】サウジアラビアやエジプトなどアラブ諸国が5日、同じアラブ国家カタールとの断交に踏み切った。5月下旬に中東を歴訪したトランプ米大統領はアラブ諸国の結束による「イラン包囲網」の構築を模索しているが、アラブ諸国内に亀裂が生じたことで、今後の共闘の行方に影を落とした格好だ。また、今回はいずれも米国の同盟国内での「内紛」のため、米国が掲げる過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦など対テロ戦略にも影響が出る可能性がある。

 カタールは確認埋蔵量世界3位を誇る天然ガスに恵まれ、液化天然ガス(LNG)を日本やインドなどに輸出。経済は同じ中東地域に依存せず、独自外交を展開できる強みがある。2015年の核合意後に欧米などから経済制裁を解除されたイランとの関係強化も模索。タミム首長は5月下旬、イランのロウハニ大統領と電話協議し、「イランとの絆を深めることに何の障壁もない」と述べたと伝えられた。

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