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【カイロ篠田航一】サウジアラビアやエジプトなどアラブ諸国がカタールとの国交断絶を発表したことを受け、トルコのチャブシオール外相は5日、「事態正常化に向け、あらゆる支援をする」と述べ、仲介役を務める用意があると表明した。一方、アラブ諸国はカタールとの航空機や船舶の往来禁止を既に決定しており、物流の停止も今後本格化する見通しだ。断交が長期化した場合、地域経済に悪影響が出るのは必至とみられる。
サウジなどは5日、各国が非合法組織と位置付けるイスラム組織「ムスリム同胞団」などをカタールが支援していると主張し、「過激派の危険から国家を守るため」との理由で断交を通告した。イスラム教スンニ派の大国サウジは昨年、シーア派国家イランと断交したが、カタールがそのイランに接近していることも断交の理由に挙げた。イランのザリフ外相は5日、ツイッターで「隣国は常に同じ場所にあり、地理が変わるわけではない。強…
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