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ジャズ界からひばり賛歌=専門編集委員・川崎浩

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 女性として初めて国民栄誉賞を受賞した美空ひばりは1937年5月29日に生まれ、89年6月24日に没した。また同12日は歌謡界初の文化勲章受章者である作曲家・船村徹の誕生日である。この季節は演歌歌謡曲に視線が動く時期なのかもしれない。

 歌手の伊藤君子は、美空ひばり生誕80年、自身のジャズ・レコード・デビュー35年を記念し「キミコ・シングズ・ヒバリ~伊藤君子、美空ひばりを歌う」(コロムビア)をひばりの誕生日に発表した。

 伊藤は、80年代、ジャズ専門誌の人気投票で10年近くボーカルのトップを続けた実力者で、89年には、アルバムが米国専門誌で16位にチャートイン。97年には、スイスのモントルージャズ祭にピアノの小曽根真と出演している。「ラジオから聞こえてくる『越後獅子の唄』『東京キッド』で歌のすばらしさを知り、歌手を目指した」と伊藤。記念年に「ひばりジャズ」を世に問うのは当然かと思いきや「偉大なのはわかっているひば…

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