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伊賀市予野地区で外来植物「ナヨクサフジ」が大繁殖している。環境団体が7年前に初確認して以降、ここ2年の間に繁殖面積が急に拡大。「外来植物は生命力が強く、更に範囲が広がる恐れがある」と、生態系への影響を危惧する声も上がっている。【広瀬晃子】
ナヨクサフジは、マメ科ソラマメ属でヨーロッパ原産。高さは1・5~2メートルで、形状は在来種のカラスノエンドウに似ている。専門家によると、国内で初めて確認されたのは1941年ごろ。根の部分に栄養成分を含んでいるため、農家などで肥料代わりに植えられている場合がある。
農水省と環境省が定める「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト」の中では「産業管理外来種」に分類。肥料として使用可能だが、増殖を防ぐなどの管理が必要な植物として紹介されている。
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