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「ほじょ犬の日」啓発シンポ 「癒やされる」声に喜び /兵庫

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「『ほじょ犬の日』啓発シンポジウム」で意見を交えたパネリストの皆さん。左から松本江理さん、池田純さん、太田琢磨さん、郡司ななえさん、西澤陽一郎さん=衆院第1議員会館で、高尾具成撮影
「『ほじょ犬の日』啓発シンポジウム」で意見を交えたパネリストの皆さん。左から松本江理さん、池田純さん、太田琢磨さん、郡司ななえさん、西澤陽一郎さん=衆院第1議員会館で、高尾具成撮影

 「身体障害者補助犬法」(補助犬法)が成立した5月22日は「ほじょ犬の日」。今年は法成立から15年を迎え、超党派の国会議員による「身体障害者補助犬を推進する議員の会」が「ほじょ犬の日」にあわせて衆院第1議員会館(東京都)でシンポジウムを開いた。その模様を報告する。【高尾具成】

 2002年に成立した補助犬法は、身体障害者の自立や社会参加の促進のため、公共施設、公共交通機関、スーパー、飲食店、ホテル、病院、職場など不特定多数の市民が利用する施設への補助犬の受け入れを義務付けた。だが、昨年、金沢市のタクシー運転手が盲導犬を連れた視覚障害者の乗車を「車内が汚れる」などの理由で拒否。東京メトロ銀座線青山一丁目駅(東京都港区)でも帰宅途中の盲導犬使用者が転落し、電車と衝突して死亡する事故が起きている。

 厚生労働省によると、補助犬の実働頭数(5月1日現在)は1109頭(盲導犬966頭、介助犬70頭、聴導犬73頭)。待機者は多く、訓練を実施する団体や施設への公的支援は薄い。寄付も十分といえず、法成立15年が過ぎても認知度は「道半ば」なのが実情だ。このため、シンポには補助犬を伴った多くの使用者が参加し、専門家や支援者、国会議員らと現状を踏まえた課題などを話し合った。

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