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ベネズエラ

「独裁」怒る群衆 財政破綻寸前

治安部隊の放水に抵抗する反政府デモ隊=カラカス市内で2017年5月20日、朴鐘珠撮影

 南米ベネズエラで、マドゥロ大統領の退陣を要求する反政府デモが2カ月以上にわたり連日続いている。非政府組織「ベネズエラ社会紛争観測所」の統計によると、政権側のデモ弾圧などによる死者数は6月4日までに84人に上った。原油価格の暴落で財政破綻寸前に追い込まれた産油国ベネズエラ。「独裁」とまで言われるマドゥロ政権下で苦しむ国民の姿を追った。

 5月20日、記者は首都カラカスにいた。デモ連続50日の節目。午前10時ごろ、国旗と同じ赤青黄の3色柄の帽子をかぶった人々が通りに現れ始めた。集合場所に指定された高速道路の入り口へ黙々と歩く。山に囲まれたカラカスの地形はすり鉢状で、高速道路は鉢の底を東西に走る。山の斜面から染み出た幾筋もの小川が大河へ注ぎ込むかのように見える人々の流れだ。

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