<document>
たたいて、なでて。「わー、おいしそう! いただきまーす」。食べるまねをしてみせたら、担任の湯沢晃平さん(26)が「みんなは、触るだけにしようね」と言ってくれた。見上げる園児たちはきょとんとしている。
午前10時半、「グローバルキッズ春日園」を飛び出して散歩に出た1歳児クラス「りんご組」の子どもたち。足取りはまだたどたどしい。園を出て2軒先、老舗の酒屋さんの店先に、背丈より少し大きいプラスチック製のソフトクリームがある。園児たちのお気に入りだ。
「今日はちゃんと拭いてあるからねー」。ワインを並べる作業をやめ、女性店員がお出迎えする。「ソフトクリームが出ていないと、みんな寂しそうに店の中を探すみたいにする。だから、これをキレイにして店先に置くのが、朝のすごく大事な仕事になっているんです」。園児11人とハイタッチして送り出したあとも、しばらく後ろ姿を見つめていた。「ちょっとしたものは、コンビニエンスストアとか100円ショップではなく、地域に…
この記事は有料記事です。
残り614文字(全文1049文字)
毎時01分更新
菅義偉首相の言葉が相変わらず響いてこない。新型コロナウイル…
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「巣ごもり」需要の高まり…
1月22日に発効する核兵器禁止条約について、アニメーション…