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2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前に、補助犬専用トイレを設置する動きが広がっている。日本補助犬協会(横浜市)の朴善子代表理事によると、現在、全国に約20カ所とまだ少ないが、役所や企業などから設置の相談が相次いでいるという。補助犬専用トイレとはどんなものなのか。
補助犬専用トイレは02年の身体障害者補助犬法成立を機に首都圏の空港やホテル、役所などの公的施設に設置され始めた。近年では、商業施設など民間でも導入例が見られ、昨年施行の障害者差別解消法が後押しとなっている。
補助犬専用トイレには特に定まった基準はなく、多機能を併せ持つものから、排せつ位置を区画しただけの簡易なものまでさまざまだ。福岡・天神の繁華街には、風雨をしのげ水回りや視覚障害者用の音声案内もある小屋式のトイレを設置。京王プラザホテル(東京都新宿区)のトイレは腐食しにくい木材や人工芝を使った衛生的な仕様で、車いすでも利用しやすいよう階段状の台を設けるなど使い勝手にもこだわった。一方、首都圏のある集…
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