- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

輸入者から別の品目への訂正願が出される
東京、大阪、神戸の3税関が、輸入が原則禁止されているアスベスト(石綿)と明記された輸入申告8件を許可していた問題で、すべてのケースで毎日新聞の各税関への取材後に輸入者から別の品目への訂正願が出されていたことが分かった。3税関は審査のミスを認めていないが、毎日新聞の取材で税関側が審査の不手際に気づき、輸入者側に働きかけて訂正願を提出させた疑いが浮上した。
3税関が石綿製品の輸入申告を許可したのは、2012年9月~16年4月。毎日新聞は16年9月に各税関に輸入許可の経緯を取材、同12月に情報開示請求した。3税関が当初開示した文書には、石綿を含まないものに品目を訂正する訂正願が添付されていたが、輸入者や日付が黒塗りされていた。税関を所管する財務相に不服申し立てしたところ、「不開示に該当しない」として日付が開示された。
この記事は有料記事です。
残り350文字(全文730文字)