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皇室

退位法成立(その1) 皇室、次代へ託す 立場や待遇で新規定

来日したアルゼンチンのマクリ大統領夫妻を会見後に見送られる天皇、皇后両陛下=皇居・御所で5月20日、代表撮影

 天皇陛下の退位を実現する特例法が9日、成立した。特例法は、退位後の天皇、皇后両陛下の称号や立場、皇太子さまの即位、秋篠宮さまの待遇などに関して定めている。そこから浮かぶ、新しい皇室の姿は--。【高島博之、山田奈緒】

 ◆「上皇」と「上皇后」

 天皇陛下の退位後の称号は「上皇」となることが特例法3条1項で規定された。皇后さまが「上皇后」となることも4条1項で定められた。退位による皇位継承が異例ではなかった江戸時代までは、退位後の天皇は「太上(だいじょう)天皇」と呼ばれ、略称として「上皇」も広く使われていた。

 政府の有識者会議は4月の最終報告で「象徴や権威の二重性の問題を回避する必要がある」と指摘。退位後の称号に「天皇」が含まれることは、「別々の天皇が並び立つかのような印象を与えるので避けるのが望ましい」との考えを示した。こうして「太上天皇」は称号の候補から外れた。「前天皇」や「先の天皇」の呼称も採用されず、「天皇」を含まない「上皇」が適当とされた。

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