特集

はやぶさ2

探査機「はやぶさ2」がリュウグウで試料を採取して持ち帰る6年の旅を完遂。分析や次のミッションを解説。

特集一覧

はや2くんの冒険日誌

(1)ギリギリのタイミングで小惑星へのGOサイン

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
はやぶさ君は2005年11月に小惑星イトカワに2度着陸しました。そのとき、小さな小さな微粒子をつかまえることに成功しました=イラスト・小野瀬直美
はやぶさ君は2005年11月に小惑星イトカワに2度着陸しました。そのとき、小さな小さな微粒子をつかまえることに成功しました=イラスト・小野瀬直美

 2010年6月13日夜、ぼく、小惑星探査機はやぶさは、小惑星イトカワへの往復旅行を終えて、地球の大気に飛び込み、オーストラリアの夜空を照らす特大の流れ星になった。その様子を見た人たちは、花火よりも明るく、昼間のような光を放ったと興奮して話していたという。「ただいま」。ぼくは地球の大気の中に溶け込んだ。

 大気圏突入のちょっと前に、ぼくはイトカワで拾った微粒子を詰めた耐熱カプセルをそっと押し出した。カプセルは大気圏突入に伴う高温を耐え抜き、パラシュートを開いてオーストラリアの砂漠に舞い降りた。早速回収されたカプセルの中にはちゃんと、イトカワの微粒子が入っていたんだよ。こしょうよりも細かい目に見えないほどの粒だったけど、含まれている鉱物の組み合わせやなどから、確かにイトカワからのお土産だってわかった…

この記事は有料記事です。

残り2310文字(全文2662文字)

【はやぶさ2】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集