みちのく建物探訪

福島市 日本基督教団福島教会 思い継ぐ「三角屋根」 /岩手

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再建された礼拝堂。三角屋根の下には鐘がある。戦後、一度は戦利品としてアメリカに持ち去られたものの、返還された
再建された礼拝堂。三角屋根の下には鐘がある。戦後、一度は戦利品としてアメリカに持ち去られたものの、返還された

 福島市の住宅街を歩いていると、白い十字架を掲げた三角屋根の建物が目に入る。明治時代から親しまれてきた「日本基督教団福島教会」だ。東日本大震災で国の有形文化財だった礼拝堂が取り壊しを余儀なくされたものの、全国からの支援で2年半前に再建された。

 6月上旬の日曜。礼拝堂には家族連れら約30人の姿があった。天窓から差し込む日を浴びながら聖書を読み、賛美歌を響かせる。礼拝後のティータイムでは「ホッとするねえ」と声が聞こえる。

 かつての礼拝堂は1909年、山の上ホテル(東京)や「旧豊郷小学校校舎」(滋賀)などを手がけた米国出身の建築家、ウィリアム・メレル・ボーリズ(1880~1964年)が設計した。赤いれんが造りにとがった屋根が特徴で、全国から建築ファンが集まるほど。2001年に国の有形文化財に登録された。

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