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世界一の帽子づくり マキシン・大平千鶴子さん /兵庫

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「おしゃれに帽子は欠かせない」と話す大平千鶴子さん=神戸市中央区のマキシンで、元田禎撮影
「おしゃれに帽子は欠かせない」と話す大平千鶴子さん=神戸市中央区のマキシンで、元田禎撮影

 「私、手が長いんです。だから自分の服を作りたかった」

 帽子専門店・マキシン(神戸市中央区)のモディストでハットデザイナーの大平(おおだいら)千鶴子さん(64)は、東京の専門学校に入学し、当初は服飾デザイナーを目指した。途中、帽子に魅せられ、コースを変更した。

 新宿通りにあった皇室御用達の帽子専門店に入社。1975年5月、来日した英国のエリザベス女王のパレードを間近で見た。「女王の帽子は、淡い紺色の帽体に、小さなお花をちりばめたデザイン。感動しました。そして『一生続けたい仕事』と強く思った」

 型から仕上げまで全て一人で創作するモディストとして勤めた。結婚を機に退社し、10年のブランク後、復帰した。営業職への打診を受けたことで転職を決意。兄が神戸で暮らしていたことが縁で2005年、マキシンに入社した。

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