連載

私だけの東京・2020に語り継ぐ

著名人へのインタビューを通じて、東京の魅力を再発見します。

連載一覧

私だけの東京・2020に語り継ぐ

タレント・山田邦子さん 祭りから始まる付き合い

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
山田邦子さん
山田邦子さん

 うちは家族中、見えっ張りでね。私が生まれたのは東京都荒川区で、幼稚園からは江東区という下町育ち。当時の下町の男の定番ファッションはステテコに腹巻き、ランニングシャツと決まってました。でも父は勤め人でもあったので、スーツを着て、ネクタイを締め、カンカン帽をかぶり、毎日気取って出掛けるの。わざわざ日本橋(中央区)に行って、デパートの紙袋をぶら下げてきたり。

 母は母で、私にレースがついたワンピースを縫ってくれる。子供はみんな鼻水をたらし、サンダルぐらいしかはいていないのに、私だけヒラヒラしたワンピースを着て、白いソックスに革靴をはく。そして、近所を一周したりして。でも、ワンピースなんか残りぎれで縫うから、父のパンツとおそろいだったりするのよ。お嬢様ぶって歩いているのに、同じ柄の大きなパンツが物干しざおに干してある。本当に恥ずかしかった。

この記事は有料記事です。

残り1403文字(全文1774文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集