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7年目の被災地

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「ここで踏ん張る」 宮古の本田さん、決意新た 女3代の美容院、元の鍬ケ崎に再建 /岩手

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祖母、母と3代続く美容院を再建した本田英子さん(左)。人柄と腕の良さで客が絶えない=宮古市鍬ケ崎下町で
祖母、母と3代続く美容院を再建した本田英子さん(左)。人柄と腕の良さで客が絶えない=宮古市鍬ケ崎下町で

 宮古市鍬ケ崎(くわがさき)下町の美容師、本田英子さん(59)は今年2月、東日本大震災の津波で失った美容院を元の場所に再建した。祖母、母と女3代で続けてきた美容院。生まれ育った鍬ケ崎の地で再開して4カ月たち、本田さんは「手に職があるのでここで踏ん張ります」と決意をかみしめた。

 再建した「ヒデ美容室」は2階建て住宅の1階の一部で、25平方メートルほどとそんなに広くはない。それでも壁を好きな黄色にして椅子を2脚、鏡も2枚張り、髪を乾かすドライヤーや加温機も新品をそろえて2月8日に開店した。

 6月のある日、店には女性客が2人。1人は震災直後の2011年5月、繁華街に店を借りて仮営業していた時のお客さん。はきはきとした本田さんの性格と段取りのいい腕にほれて、わざわざ来てくれた。本田さんの新しい美容院の近くで最近、古式ゆかしく棟上げ式があった話などで会話が切れなかった。

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