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混迷ベネズエラ

/上 反政府記事ボツに 政権、新聞に圧力 紙供給絶たれ20紙廃刊

日刊紙ウルティマス・ノティシアスの社屋を背にして立つロペス記者(左)とカレロ記者=ベネズエラの首都カラカスで2017年5月24日、朴鐘珠撮影

 「すまんが、原稿は載せられなくなった」

 「なぜですか」

 「理由は……ない」

 時刻は午後9時を回ろうとしていた。南米ベネズエラの3大日刊紙の一つ、ウルティマス・ノティシアス政治部の女性記者ヘネシス・カレロさん(26)は、翌日の紙面がほぼできあがり、帰り支度をしていたところで編集長に「宣告」された。

 原稿は、マドゥロ大統領の与党・統一社会党と連立を組む複数の少数政党党首らの声を集めたものだった。選挙中は集票目的で少数政党と協調する与党だが、選挙後は少数政党を軽視すると、党首らは不満を述べていた。

 マドゥロ政権は批判的な報道を封じ込めるため、有形無形の圧力をかけている。企業買収や人事介入は一例だ。マドゥロ氏が大統領に就任して間もなくの2013年6月、ウ紙は謎の投資家に買収された。翌年、与党の選挙対策参謀だったダビラ氏が社長として送り込まれてきた。

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