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危機の真相

「共謀罪」怖い日本の近未来 疑心暗鬼生む責任者の人間性=浜矩子

改正組織犯罪処罰法が参院本会議で可決、成立したことを受け、記者の質問に答える安倍晋三首相=首相官邸で15日午前10時1分、竹内紀臣撮影

 「あの青年を24時間体制で監視してくれ。彼が誰と話したか。話し相手を全員知りたい。全員だ。全員の身元を突き止めて、全員、尋問するように。その中で、私が特定した者はここに連れて来い」

 上記は、SF世界のスーパー大御所様、アイザック・アシモフ先生の“Robots and Empire”(「ロボットと帝国」)に登場する一節だ(翻訳は筆者)。1985年の作品だが、今日この日、これがあたかも、日本のごく近未来の話のように読めてしまう。しかも、フィクションとしてではない。これが、日本社会の実態描写になってしまうのか。その思いにかられる。

 この一節が、このように読めてしまう日が来ようとは、何たることか。そして、この結果をもたらした経緯の何とおぞましかったことか。2017年6月15日、「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法が、参院本会議で可決・成立した。

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