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性暴力をなくすために

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性暴力をなくすために

/上 被害者の声、ようやく法に 悪夢、トラウマ 苦しみ知って

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 16日午後6時前、参議院本会議場。性犯罪の規定を大きく見直す改正刑法が成立し、議場は拍手に包まれた。改正を求めてきた山本潤さん(43)は傍聴席で仲間たちと笑顔をみせた。

 山本さんは2015年、「性暴力と刑法を考える当事者の会」を設立。記者会見やイベントなどで実父からの性的虐待を語り、被害者(サバイバー)の実情を踏まえた法改正を訴えてきた。成立を受けて東京都内で記者会見し、「歴史的瞬間に立ち会えたことに感激している。3年後もさらに被害の実態に即した見直しをしてほしい」と力を込めた。

 改正で、明治以来の強姦(ごうかん)罪の名称は「強制性交等罪」に変更され、法定刑の下限が懲役3年から同5年に、同致死傷罪は同5年から同6年にとそれぞれ厳しくなる。被害者の中には「一歩前進」と受け止めつつ、納得できない人もいる。

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