小池知事

豊洲移転で決着へ 築地跡地も活用

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「市場のあり方戦略本部」の第4回会合で、報告に耳を傾ける小池百合子東京都知事(中央)=都庁で2017年6月16日午後3時57分、小川昌宏撮影
「市場のあり方戦略本部」の第4回会合で、報告に耳を傾ける小池百合子東京都知事(中央)=都庁で2017年6月16日午後3時57分、小川昌宏撮影

週明けにも表明へ

 東京都の豊洲市場(江東区)への移転問題が、豊洲に市場機能を移転させ築地市場(中央区)も活用する方法で決着する見通しとなったことが関係者への取材で分かった。15、16両日に開かれた庁内組織「市場のあり方戦略本部」で都がまとめた案を一部採用する。会合では豊洲活用のための地下安全対策も示され、小池百合子知事は「これが次の方向になる」と評価した。都幹部も毎日新聞の取材に「あとはタイミングだけだ」と答えており、小池知事は17日に築地市場業者に謝罪した後、週明けにも移転を公表するとみられる。【森健太郎、芳賀竜也】

 都は戦略本部で、豊洲市場の安全性や採算性などに関する小池知事の判断材料をそろえた。豊洲移転後に築地を売却せず、築地のブランド力を生かした「食文化の発信拠点」と位置付けた上で、豊洲にも商業施設などを整備し、収益改善を図ることも提案した。

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