(共和国・2700円)
群島と題にある人文書といえば、ソ連のソルジェニーツィンの『収容所群島』が思い出されよう。著者は、小笠原諸島など本物の群島の白人系住民などを研究してきた歴史社会学者。本書は、雑誌などで発表済みの文章を加筆修正した、近年の日本社会の分析▽専門の小笠原などの歴史▽本業の傍ら取り組んできた大学改革批判--などからなる。
ソ連の「群島」は周辺から隔絶した地獄だが、小笠原などでは19世紀頃まで、欧米の捕鯨船の乗組員が上陸…
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