メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚

松原隆一郎・評 『時がつくる建築 リノベーションの西洋建築史』=加藤耕一・著

 (東京大学出版会・3888円)

価値を生む創造的再利用

 1990年代の半ば頃から、既存の建物に手を入れる「リノベーション」物件が目に見えて増えてきた。経済の停滞や人口減少・都市縮小を反映した現象であろう。

 ところが建築の世界では、いまだに新築に比べ一段低い仕事と見る傾向があるという。日本では中古流通の市場規模が小さく、新築物件であっても住み始めてすぐに住宅部分は値下がりするため、35年ローンを支払い終わった頃、土地以外の資産価値は極小となる。それでもなお新築が貴いとされてきたのである。

 そこでスクラップ・アンド・ビルドとリノベーションの対立が、諸方面で浮上している。新国立競技場の建設…

この記事は有料記事です。

残り1163文字(全文1458文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 許さない 性暴力の現場で/4 兄からの虐待 逃げ得…納得できない /群馬
  2. 雑居ビルで爆発 42人負傷 ガス爆発の可能性も 札幌市
  3. 札幌の飲食店付近で爆発 けが人10人以上か 札幌市
  4. 札幌飲食店付近で爆発 店「跡形もなく」 消防員近づかないよう呼びかけ
  5. 爆発 マンション駐車場で車大破 1人けが 大阪・東淀川

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです