企業で部下の女性から妊娠を報告されたり、不妊治療や妊活の相談をされたりした際、上司はどのようにコミュニケーションをとればよいのだろうか。そのコツと、支援制度がある企業を紹介する。
●休暇期間を検討
女性のキャリア形成支援や企業へのアドバイスをするNPO法人「女性と仕事研究所」(大阪市)の諸田智美代表理事は、「妊娠の報告は早ければ早いほど良い」と話す。そのためには、報告を上司にしづらいと思わせない企業風土を日ごろから作ることが重要だという。
上司の立場としては、仕事の引き継ぎや代替要員が気に掛かるだろうが、大切なのは「当事者の立場に寄り添うこと」。まずは「おめでとう」と妊娠を祝福し、体調が大丈夫か、妊娠にあたって何か困っていることがないかなど、本人の気持ちを確認する。それから仕事の話を始めることが大切だ。
この記事は有料記事です。
残り1688文字(全文2045文字)
毎時01分更新
乳幼児健診を受けていない子どもが保護者らの虐待を受けて死亡…
世界各国・地域に独自の文化がある。情報発信を担う駐日大使や…
新型コロナウイルスの患者用病床の「供給源」として、民間病院…